少し前の話になるのですが、ゴジラ対コングを映画館で観賞してきましたー。
まず感じたのは、ハリウッド版ゴジラのフォルムと動きが回を重ねるごとに”らしく”なってきたこと。アメリカ人も徐々に学習しているんだなと思うと、妙に感慨深かったです。
ハリウッド初登場イグアナゴジラを考えると、隔世の感を禁じ得ません。
そしてファンなら誰しも気になるのが、”ゴジラ”と”コング”の主役争い。
一体どっちが”キング”の称号を冠するのか!?
(にわか)ゴジラファンの私としても彼らが遭遇するたびにストーリーそっちのけでドキドキしていました。
さて、今となっては記憶も曖昧ですが、遭遇は確か3回。
1回目はゴジラの勝利。
まあこれは舞台が海上だったこともありゴジラが圧倒的に有利でした。
なのでどちらのファンも「う〜ん」という感じだったのではないでしょうか。
2回目は陸上戦で条件としては五分。
これもゴジラの勝利!に見えました(少なくとも私の目にはそう映りました)。
勝負はゴジラがコングの胸を踏みつけてにらみを利かすという、まるで歌舞伎の”見えを切る”ようなポーズで決着しました。
まさに前作の”King Of Mosters”の結果を改めてゴジラファンに提示し、彼らの溜飲を下げさせるシーンだったのではないでしょうか?
これで最強、つまりキングの座はゴジラのものになりました。
しかしここで終わってはコングファンが納得しません。
かと言って3回目がコングの逆転勝利では2回目までのゴジラ勝利は何の意味も持たなくなります。
では、どうやってコングを引き立てるか!?
利用されたのは第三者のメカゴジラ君でした。
ギドラの頭骨から発する精神波?で動く機械仕掛けのゴジラ。
(恐らく)ギドラの精神波に反応したであろうゴジラは、有無を言わさずメカゴジラとのバトルに突入しました。(前作と同じ行動パターンです)
メカゴジラはすさまじいパワーでゴジラを追い詰め、なんとゴジラを瀕死の状態にまで追いつめました。
その時、颯爽と助けに入るのが妙に男前補正されたコング。
ここは非常にナーバスなシーンです。
ゴジラが叶わない相手をコングが倒してしまうとそれはそれでつじつまが合わない(キング=ゴジラ)し、それでもコングの見せ場は絶対に必要だからです。
そこで登場するのが古代ゴジラの尾びれで作った斧(らしき武器)。
斧は瀕死のゴジラから放射能熱線のエネルギーチャージを受けて、光り輝くスーパーウェポンと化しました。
後はコングがそのスーパーウェポンでメカゴジラをめっためたにたたき切るだけです。
結果、コングはラスボスを倒したヒーローの座をものにしました。
めでたしめでたし。
本作においてゴジラはキング、コングはヒーローとして無事それぞれのメンツを立てたのでした。
いやぁ、主役が2人って難しいですねー。
シナリオ、大変だっただろうなぁ。
なにしろゴジラ、コングという2台巨頭に忖度し、さらにそれぞれのファンに対しても忖度し、さらにさらにその上で齟齬の無い面白いストーリーに仕上げなければならなかったのですから。
そういえば本作の興行収入は今どんな感じなのでしょうか?
成功して是非是非これからもゴジラ映画を作り続けていってもらいたいと思います。
やっぱり怪獣映画って観て単純に楽しいですからねぇ(^.^)/~~~
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