今俄かに世間を騒がしているデンベレ選手。
日本の宿泊先でゲーム機の修理に奮闘している日本人スタッフをスマホで撮影し、その容姿や使用言語についてあたかも嘲笑しているかのような光景がSNSに公開されましたね。
議論の的になっているのは主にその時彼が日本人スタッフに対して発した言動、
そして今回の炎上を受けて彼がとった謝罪の内容について、だったと思います。
彼の母語はフランス語なので真に適切な日本語訳などは望めないのですが、それでも多種多様な方が様々な捉え方で「あーだこーだ」言い合っています。
私はこの件について「あーだこーだ」言える立場でもありませんし、またそのような能力もありません。更に言うとそもそもデンベレ選手自身を全く知りません。
でも1つだけ強く感じたことがあります。
「フランス大丈夫か!?」
日本プロ野球の『鉄人』衣笠氏は過去のインタビューでこのように語っていたことがあります。
―――私は子供たちに向けて野球をしている。スポーツ選手は常に子供たちのお手本でなければならない―――
有名(特に子供たちに強い影響を与えるような)スポーツ選手は、社会において否応なくその責任を負っていることを氏は理解し、また我々に警告してくれています。
子供には自分の憧れるスターの行動についてその是非を判断する能力はありません。
ほぼ全てを受け入れ、簡単にその方向に引っ張られてしまいます。
こう考えると、デンベレ選手にあこがれるフランスのサッカー少年が将来どのような大人になり、そしてそのような大人がつくるフランス社会はどうなるのか……
は知った事ではありませんが、とにかくもっと精進しろフランス!
じゃ日本は?大丈夫なの?
この問いについて私は最近一つの光明と安心を見出しました。
プロボクシング世界ミドル級チャンピオンの村田選手。
彼の某YOUTUBE動画でこんな発言がありました。
「僕は地位や名声そして富については十分に得ることが出来ましたが、未だ精神がそれに追いついておらず未熟なままなのです。そしてそこに不安を感じるのです」
彼はきっと日本の子供の良いお手本となってくれるでしょう!
彼のような存在がある限り、日本もまだまだ捨てたものではありません。
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