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2021年9月27日月曜日

「The Secret World of Sleep」年と共に睡眠の質は低下する!

 昨日は折角の休日だというのに私の体調は最悪でした。

何故だか体が重く朝からずっと眠い、とにかく眠い。そのまま夕方になっても眠いので、このまま明日の朝まで眠れてしまうのではないだろうか?などと思いました。

「なぜこんなに眠いのだ?まだ筋トレの疲れが残っているのだろうか?」

とも考えましたが、世間ではいつの間にか、何の相談も無く台風が接近していたようで、もしかするとその急激な気候の変化に体がついていけていなかったのかもしれません。


打って変わって本日は晩夏の快晴。

清々しい天気に昨日の不調もどこ吹く風、私の体調はすっかり回復していました。

まるで自然を忌避しているかのように遠ざけていく現代の都市生活の中にあっても、やはり我々の身心は自然と共にあるようです。

人生に、生活に、社会に疲れた時、人は自然の中に回帰しようとしますが、これは至って自然な行為なのだと思います。

都市生活は心にとって実に複雑で高負荷ですが、五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)にとっては実に単調で低刺激です。空の見えない密室の中に在っては、五感は麻痺しているも同然なのです。

それに比べると自然は心にとっては穏やかですが、五感にとっては実に複雑で刺激的です。

美しい景色、小川のせせらぎや鳥のさえずり、大地を踏みしめる感触、木々や海の匂い、おいしい水や果物、いずれも我々の感覚を生き生きと蘇らせてくれます。

とまあ、こんな事を書いていると、またどっか散策に行きたくなりました。

早くこの異常事態が収束しないものかと切に願う日々です。


さて、前置きが長くなりましたが。

ぺネルぺ・ルイス著「眠っている時、脳では凄い事が起きている」の一応最終回です。(原題「The Secret World of Sleep」)


人は年をとると睡眠時間が短くなるということは、おおよそにおいて体感、或いは周囲の状況から察することが出来ると思います。

年齢によるその時間差が、太古の昔には集団の保全に役立っていたことは以前の記事【「人≒チンパンジー」 いや 「人>チンパンジー」 だ!】に書きました。

しかし、やはり睡眠時間が短くなるということは老化そのものであり、またそれを促進することにも直結します。

何故なら、ただ時間が短くなるだけではなく、(以前の記事【「The Secret World of Sleep」寝たのに疲れる理由とは?】で説明した)徐波睡眠がハッキリ減少するという弊害を伴っているからです。

徐波睡眠は疲労を取り除き、記憶を整理するという重要な役割を担うパートなので、これが減少すると当然疲れは抜けず、記憶の固定がされづらくなって記憶力が低下します。

なので昨今の長寿社会において、老年期の睡眠はそれまでに増して重要になってきます。


ではその重要な徐波睡眠をどう確保すればよいのか?


本著で紹介されている手法の一つに、午睡をとるというものがあります。

もちろん前述した私のように朝から夕方までうとうとしていては、本来夜にとるべき睡眠が犠牲になってしまうので、あくまでうたた寝程度にとどめる必要があります。

本著では、午後の睡眠は一般的に徐波睡眠であると紹介されています。

つまり睡眠の第3段階です。

これを越えて第4段階にまで入るとレム睡眠に移行してしまうので注意が必要です。

あくまで午睡は「うたた寝」が最適です。


仕事中でも昼食を採って暫くすると眠くなってうとうとすることがありますが、(許されれば)思い切ってうたた寝をすると、午前の(頭や体の)疲れが取れ、リフレッシュされるので業務効率の向上に効果的なのですが、今のところ日本の企業風土においてはそのような志向にはなっていないようです。

(ちなみにアメリカの某大手IT企業などは、自由にうたた寝がとれる環境を完備している所もあるのだとか)

いずれ、日本の先進的な企業もこれに追随していくのではないでしょうか?


このように軽く昼寝をして夜はしっかり眠ることで、老化の弊害を最小限に食い止める事ができるようです。


また、睡眠には全くの静寂、無音の環境よりも、むしろ自然のものに近い音環境が効果的だという研究結果もあります。

英国のいくつかの病院では、鳥のさえずり、波の音、ときにはいびきの音まで含んだサウンドスケープが導入されているようですし、インターネットで人気のバイノーラル・ビート(両耳性うなり)の異なる周波数を両耳で聴かせる音楽も人気です。


最後に貴重な夜の睡眠前の食事について一つ。

一般的に就寝の3~5時間目に食べるものは、睡眠の質を左右すると言われています。


・眠気を誘う食品としては以下のものが挙げられます。

ヨーグルト、ホットミルク、チーズ、豆乳、はちみつ、マグロ、バナナ、ジャガイモ、アーモンド、豆腐など。

つまり主に良質のたんぱく質。


・逆に睡眠の質を低下させてしまうものとしては、

コーヒー、チョコレート、アルコール、チラミンが含まれる食品、

コショウ、燻製の肉や魚など。

つまり主に刺激物!


不眠っぽいなと思ったら、これらに気を付けて夕食のメニューを組んでみてもいいかもしれません。


さて、如何だったでしょうか?

近年は睡眠についての研究や、それに伴う著作物も多く出版されています。

それだけ睡眠という行為が我々人間にとって重要で、これまで想像もしていなかった効果を我々の身心に及ぼしていた事が次々に解明されていることの証拠なのだと思います。

睡眠についての研究は、恐らくこれからまだまだ発展していくでしょう。

来年には、もしかすると今日の常識は非常識になっているかもしれません。


でも確実なのは一つ、

「我々人類は、こと身心において原始人の頃とさほど変わっていない」

という事実です。

これさえ押さえておけば、様々な学説も何となくその是非が推察できるのではないでしょうか?


まだまだ私の睡眠学習?の旅は続きます。


それでは!

 
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2021年9月18日土曜日

恋愛と不眠とH&Nについて。

 昨日は久しぶりに徹夜をしてしまった。

いや、決してヒャッホー的な意味で楽しく過ごしたのではなく、どちらかというと眠れなくてただ悶々としていたという具合で。


こういう時に想い出す言葉がある。

 トーマス・マン著 『ブッテンブローク家の人びと』

 我が子よ、昼は仕事に喜びもて励め、されど、夜、安らかに眠れるごとき仕事にのみ励め。


この言葉に照らして言うと、つまり今の私は日中に適切ではないストレスを感じているという事だ。

今になってつくづく感じるのだが、私は気分転換、すなわち興味の方向を変えることが下手らしい。一つの事に執着してしまう傾向がある。

これまで読んだ脳内の仕組みに関する著書によれば、私は恐らくドーパミン濃度はそれほど高くないように思われる。どちらかというとH&N回路の方に比重が置かれている性格のようだ。


ドーパミンとH&N物質は互いに補完しあう関係にあり、例えば恋愛でいうと、

気に入ったあの娘を落とすために働くのがドーパミン、

そして見事成就するとドーパミンはその役割を終える。

やがて一年もするとあんなに熱く燃えていた恋愛感情も薄れ、不満の種が頭をもたげてくる。

そこでようやく動き出すのがH&N物質だ。

H&Nはドーパミンのように未来を見ない。

現在あるものに関心を示し、それを維持することで幸福感や満足感を得るためのものだ。

つまり簡単に言うと、

ドーパミン特性の強い人は移り気で現状に満足することは少なく、H&N特性の強い人は一途で現状に対する満足感も得やすい、

という事である。


私の場合よくあるのが、

付き合い始めると割とすぐに友達モードに移行してしまい、ただ一緒にいるだけでも割と幸福感を得られるせいか、強い恋愛関係を求める相手からするとどうも冷めた感じに見えるらしく、もの足りなさを感じるらしい。

つまり、薄く長い関係になりがちなのだ。

これは恋愛初期の女性にとっては不満だろうと思う。


この保守的?な性格をどうにかしたいとは思っているのだが、性格ゆえになかなか難しい。

もう少しドーパミンをうまい具合に操れればいいのだが、今のところその案も無い。


まあとにかく、眠れない事の原因は分かっているのだし、そこに留意してまずは眠れるようにしよう。

ドーパミンのことを考えるのはそれからだ。


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2021年9月13日月曜日

「The Secret World of Sleep」寝たのに疲れる理由とは?

とある休日の夕刻、私は以前の記事「憂鬱、不眠、倦怠……全て走る事で改善する!」の教えに従って走り始めました。

そう、忘れてなどいません!

長い脚、土踏まず、熱暴走を防ぐ汗、薄い体毛、これらは全てただ長く走り続けるためだけのものです。

すなわち、(パスカル風に言うと)人間とは考える葦ではなく「走る葦」なのです。


「それにしてはしんどい、疲れる、辛い。

 いや、まだ若干だが涼しくなってきただけましだ。

 とにかく走れ、体中の血を循環させろ!」


そうして約45分後、

無事ゴールした私は、火照った肌を冷ます心地よい夕風に身をゆだねながら、

「あぁ、これで今日もぐっすりだな」

と、達成感と満足感の海に浸っていたのでした。


しかし、現代人の睡眠はそう簡単に片づけられるものではありません。

よく眠れた=良い睡眠

とは限らないのです。


皆さんはこんな経験はないでしょうか?

特に何か悩みが有ったり、鬱っぽかったりしたとき、


・寝ているはずなのに起きた瞬間から疲れている、体が重い。

・いくら寝ても疲れが取れない。


私はたまにあるのですが、これも現在読書中の

ぺネルぺ・ルイス著「眠っている時、脳では凄い事が起きている」

(原題「The Secret World of Sleep」)

で原因が理解できました。


睡眠中の脳波は以下の4つの段階で推移します。


①浅い眠り 

睡眠紡錘波が出現する

徐波睡眠 (深い眠り)

④レム睡眠 (眼球運動)


ここで重要なのが③徐波睡眠です。

徐波睡眠中の脳ではニューロン間(シナプス)の結合を緩め、不要な記憶と重要な記憶の精査(すなわち脳の整理整頓)をしているのですが、同時にアセチルコリン(活動を促すホルモン)の量がほぼ0に落ちます。

つまり③徐波睡眠は身心のメンテナンスを行う重要なフェーズなのです。


以前の記事「The Secret World of Sleep」夢はその人の知性を表す?例えば漱石。

にも書きましたが、鬱っぽくなるとセロトニンバランスが崩れ、④レム睡眠の比率が高まる傾向があります。

なので、いくら寝ても③徐波睡眠を確保しにくくなり、その結果疲れが取れない(メンテナンスされない)まま翌朝を迎えるのです。


ちなみに「睡眠紡錘波」にも少し触れておきましょう。

これは「電気生理学の指紋」とも呼ばれ、人によって大きく異なります。

12~16Hzの波で、おもに睡眠の第二段階に出現します。(徐波睡眠中でも見られるが、レム睡眠では現れない)

近年の研究で、この波の密度からIQ(全検査と動作)の高さを予測できるそうです。

つまり紡錘波の密度が高い(波が多い)人はIQが高い傾向が見られるのです。

ちなみに学習障害を持つ人の波も密度が高いのですが、その場合振幅(振れ幅)が異常に大きく、これは過剰紡錘波と呼ばれています。


以上、睡眠中の脳波についての説明でした。

なんとなくですが「寝たはずなのに疲れが取れない」理由の一端が理解できますね。

要は寝ててもその大半はレム睡眠じゃ意味が無いと。

なのでレム睡眠の合計量を減らさないといけないのですが、その為にはセロトニン濃度を高めるしかありません。

抗うつ薬のSSRIなどがセロトニンの再取り込みを阻害し、結果脳内のセロトニン濃度を高める効果があるのはその為ですね。


という訳で「出来れば薬に頼らずセロトニン量を最適化しましょう!」

いや、どうやって?

とにかく運動を始めよう、疲れて(いると感じて)いてもまずは走ってみよう。


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2021年9月11日土曜日

「The Secret World of Sleep」夢はその人の知性を表す?例えば漱石。

 皆さん、こんばんは。

まだまだ暑い京都ですが、夕方になると肌を撫ぜる風も心地よく、散歩で見かける赤とんぼに秋の訪れを感じます。

ついさっきまでオリンピックの熱気にほやされていたことを思うと、月日のながれるのはなんと速い事でしょう。

改めて「一日一日を大事に生きないと」と思いました(一瞬ですが)。


さて、本日も前回に引き続いて

ぺネルぺ・ルイス著「眠っている時、脳では凄い事が起きている」

(原題「The Secret World of Sleep」)

をいってみたいと思います。


最近朗読した夏目漱石の作品に「夢十夜」というものがあります。

漱石が見た夢を10の物語として書かれたものですが、どの夢もちょっとオカルト要素を含む魔訶不思議なストーリーです。

時間軸も過去、現在、未来に渡っており、場所も海や川や森など実に多様なシチュエーションが展開されます。

私は、やっぱり文豪の見る夢はそれだけで小説になるほど奇異で複雑なものなんだなあと思って読んでいましたが、「眠っている時、脳では凄い事が起きている」を読み進めるうちにそれにも理由があることを知りました。

一説によると、夢を見る能力は「その人の創造的、想像的、感情的思考の全般的能力につながっている可能性がある」らしいのです。

例えば反証として挙げられる事例に以下のものがあります。


・自閉症の人は比較的短く単純な夢を見て、それをあまり詳細に想い出せない。

・統合失調症の人が見る夢は短く、幻覚のような内容は少ない。攻撃の場面が多く、多くは自分が攻撃されている。

・うつ病の人は様々だが割と否定的で自虐的な夢を見る。


更に、ソームズの研究によると前頭前皮質腹内側部が傷ついた人は夢を見る能力を失っているらしいことが発見されました。

逆に脳の報酬系に化学的な刺激(L-ドパ製剤)を投与すると、過度の異常なほど鮮明な夢が現れるそうです。


どうやら夢をみる行為と言うのは、記憶を適当に組み合わした映像を見るだけのものではないようです。

有名どころでいうとフロイトの「欲望現出説」などがありますが、現在は「脅威に対するリハーサル説」なども提唱されているようです。

つまり実際に危機に遭遇したときにより良く順応できるように、寝ている間にイメージトレーニングをしているというものです。


ちなみに夢はレム睡眠時にだけ見るようなイメージがありますが、実際のところはノンレム睡眠時にも見ています。

ノンレム睡眠時の夢は、レム睡眠の時よりも短いがまとまっている傾向があり、前日の出来事に関連している事が多いそうです。

逆にレム睡眠時の夢は奇妙で支離滅裂です。

漱石の見た夢はおそらくレム睡眠時のものでしょう。


しかし夢ってあまり覚えていませんよね。

見ている事は覚えているのですが、内容が思い出せない。それも朝目覚めると突然に。

実はこれにも理由があったのです。


我々の脳は睡眠中にコルチゾール濃度が徐々に高まっていきます。

コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれているもので、動く為のやる気をもたらす脳内物質です。

このコルチゾールとセロトニンがバランスを取り合って、朝に目覚め、夜に眠るのですが、起床前に最大限にまで高まったコルチゾールは脳内の海馬(記憶領域)と新皮質(思考領域)の接続をあえて阻害します。

つまり、新皮質で想像した出来事が海馬に蓄積されなくなるのです。

なので考えた事(つまり夢)が記憶に残りにくくなるのです。


ではなぜあえて夢を記憶に残さないようにしているのか?

実はこれにも理由があって、人が夢で見た脅威と現実とを混同して、混乱してしまうことを防いでいるのです。(恐らくこの能力を獲得する以前の人間は、混乱して命の危険に何度も晒されたのでしょう。例えば夢で見た捕食動物の存在が現実と区別できなくなったとか……)

同じような理由で、脳は夢を見て体が反応しないようにあえて眼球以外の運動神経接続を切っているようです。アクティブな夢に反応して怪我をしないようにしているのです。(これも恐らく何度も命の危険にさらされたのでしょう)

金縛りなどはこの状態で意識が覚醒してしまった状態、或いはそれも夢なのかもしれません。


という訳で、さらっと夢について説明してみました。

これらを鑑みたうえで改めて漱石の10の夢を読むと、確かに「創造的、想像的、感情的思考」の突出具合がうかがえます。

さらに漱石は神経症(今でいう鬱っぽい症状)にも悩まされていたそうなので、必然的にレム睡眠比率が長くなっていたはずです。

同様の意味でコルチゾール濃度も上がりにくくなっていたはずなので、見た夢も割と記憶に残っていた、と。

作家としてはプラスだったのかもしれませんが、QoL(生活の質)は最悪だったでしょう。おそらく夢も鮮明で生々しかったはずでしょうし。


最後に、私は漱石の「夢十夜」はあまり好きではありません。

(自分の夢も意味不明なのに他人の夢が理解出来るはずがない!)


それでは!


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2021年9月8日水曜日

「The Secret World of Sleep」綱渡りは勇気があると言えるのか!?


皆さんこんばんは。

季節が急激に移っているようで、どことなくメランコリックなヤドカリです。


さて、最近「睡眠」についての著書を読み漁っている私なのですが、ほぼタイトルのみで次のターゲットに選んだのはこちら!

 

ぺネルぺ・ルイス著「眠っている時、脳では凄い事が起きている」です。

(原題「The Secret World of Sleep」)

ちなみに副題は「眠りと夢と記憶の秘密」となっております。

(原題は「The Surprising of the Mind at Rest」)


こうして原題と見比べてみると若干盛っている感が否めませんが、まあ兎に角それくらいタイトルというものは重要だということです。


読み始めてまず感じたのが、これまでの著書に比べ若干学術書、或いは専門書の雰囲気が強くなっている事でした。

つまり、専門用語が多用されております。

さらに「こうすればいいよ」という大衆向けスタンスではなく、「こうなるメカニズムの説明」という学識的スタンスが強くなっております。

なので考えようによっては、この本の理解によって眠るのではなく、この本を読むこと自体で眠くなるとも言えます。


という訳で、眠気を抑えながら眠るための本を読んだ成果をご紹介しましょう。


■睡眠不足は人格をも変える

 高所での綱渡りやビルの屋上で逆立ちをする人、或いはベースジャンパーやエクストリームスキーヤーなどは、見ているこっちがハラハラするくらい危険な事をむしろ喜んでやっているようにも見えます。

我々は彼らを見て「とてつもない勇気を持つ一握りの人間」だと思いがちですが、著書によればそうとも限らないようです。


両耳の内側にある脳の部分に、脅威や不愉快な刺激に強く反応する「偏桃体」という組織があります。

例えばこの偏桃体から海馬(長期記憶の保存)への神経接続が断たれると、情動記憶が威力を失ってしまい、本来トピックであるはずの出来事はありふれた日常と同じ扱いになるようです。(ファーストキス ≒ 晩御飯を食べた という感じ)


研究結果によれば、一見「とてつもない勇気を持つ一握りの人間」の偏桃体のニューロンは、危険な状況に陥った時も発火速度があまり高くならなかったそうです。

(つまりさほど危険とは感じていない)

さらに、報酬系が関係する別の領域が強く関与することがあるらしいのです。

(つまり快感を感じる)


このことから、世間で「とてつもない勇気を持つ一握りの人間」と見られている彼らは、さほど危険ではない事を快感を伴いながらやっているだけ、という見方も出来るわけです。

こう考えると、勇気って一体なんなんだろう?と思ってしまいますね。


さて、なぜこんなことを説明したのかというと、

実は睡眠不足(睡眠の乱れ)によって、一般人でもこの傾向が現れるということを言いたかったからです。

睡眠不足になると、まず臭いの種類をかぎ分ける能力が落ちます。

特に酸っぱい味に気付きにくくなります。

(酸っぱさというのは腐っているかどうかを判断する重要なファクターです)

そして聴覚も少し損なわれ(どちらが先に聞こえたのか分からない)、視覚にも問題が生じます(右側の視野により強く注意を払う)。

つまり、人間が長い時間をかけて生き残るために獲得した能力が徐々に失われていくのです。


もちろんこれだけでは済みません。

さらに、人は危険を冒す傾向が強くなります。

脳内で報酬系が強くなるかわりに懲罰系が弱くなり、道徳的判断も鈍っていくそうです。

これらは上述した「とてつもない勇気を持つ一握りの人間」の脳の活動パターンとそっくりです。

確かに寝不足の日は何をしても雑になったり、注意力が散漫になったり、色々思い当たることがあります。


なので私はこれらのことを鑑み、こう思いました。

1.睡眠不足の時に重要な事を決断してはいけない。

2.逆に勇気が湧かなくて中々踏み出せない場合など、むしろ使えるのではないか!?

と。


まあ2.はともかくとして、安全で普通に暮らせる現代と違って、もし石器時代だったら命がいくつあっても足りないことは確かなようです。

まさに「偏桃体」は人間にとって命綱、ということですね。


以上、難しい内容を出来るだけ分かり易く説明してみました。


それでは!


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2021年9月4日土曜日

SLEEP「睡眠の技術」その他トピックと読了後感想!

 SLEEPを読了し、私はいつものように付箋部分をノートに書きだす作業に取り掛かりました。

「あれ、出ない」

どうやら、私の愛用しているボールペン「uni JetStream」のインクが切れたようでした。

「なんてこった!すぐに買いに行かないと」

今の私は、これ以外のペンでは字が書けない体になっていたのです。


近所の雑貨屋に走った私は、そこで相変わらずその威厳を保っているJetStreamを見つけました。

確か値段は130円ほど。そして替え芯は80円ほどだったと思います。


私曰く?このペンは文房具大国「日本」の名作だと思っています。

一見シンプルなボールペンですが、実はそんじょそこらの国には真似できないノウハウが詰まっています(と勝手に思っています)。


・限りなく真球に近いボールペン先。

 これは、日本の高品質な工業用ベアリング技術にも通じるところがあります。精度が甘いと、綺麗に転がらない、インクが上手く乗らないなど、そのまま書き心地に直結する不具合が出てきます。

・インクの成分

 よく分かりませんが、恐らく色合いや粘性などの最適化が図られており、化学的なノウハウが詰まっているように思います。

・グリップ

 ラバーゴムの厚み、そして感触や質感など、とても書きやすく長時間握っても疲れにくい設計になっています。


ざっと挙げてもこれらの技術、ノウハウが詰め込まれています。

そして最も重要なのが、これらのスペックをこの値段で生産出来る事。

つまり、コストパフォーマンスに優れている事です。


たかがボールペンといえど侮れません。

そこには恐らく長年に渡る研究開発の積み重ねが集積しているはずだからです。


という訳で、この新しいJetStreamで記したノートを元に、SELLP「睡眠の技術」を締めくくりたいと思います。


健康診断などで脳波の測定をした方も多いと思いますが、脳波には主に以下のようなレベルがあるそうです。


1.ベータ波(15-40Hz) … 目覚めている時

2.アルファ波(9-14Hz) … リラックス、あるいは集中の状態

3.シータ波(4-8Hz) … 深い瞑想、浅い眠り(レム睡眠)。直感力が情報処理能力が高まる。

4.デルタ波(1-3Hz) … 深い眠り。体の修復、再生は主にこの状態の時に行われる。

()内は振動数(周波数)で、高いほど活動的な状態です。


なぜ脳波の話が出てくるかと言うと、もし起きている時に自分の意思で3.や4.の状態に自由に持って行けるようになれば、かなり心身の健康に寄与できるからです。

そしてその方法として紹介されていたのが、マッサージマインドフルネスです。


・マッサージ

 5,000年以上の歴史を持ち、世界中にその記録があります。

古代ギリシャの医師ヒポクラテスは

「医師は様々な経験を積まないといけないが、とりわけマッサージは必須である」

と言ったそうです。現代と違って、当時のマッサージは基礎医学だったようですね。

また、マッサージの中には東洋的治療法として「ツボ押し」があります。

その中でも特に不眠に効くツボが「神門」です。






実験では、不眠症患者の尿に含まれるメラトニンの代謝物の量が正常なレベルに増えていったそうです。

(メラトニンは主に腸内で生成されて、眠りのサインを体に送るホルモンで、年齢と共にその生成量は減少します)

自分で押すことが出来るので、就寝前に押してみるといいでしょう。


・マインドフルネス

いわゆる瞑想ですが、ただボーッとしているのではなく、「今に集中する」ことに意識を向けます。

これによって、気分を良くするホルモンや鎮静作用をもたらすエンドルフィンを増やし、逆にコルチゾールなどのストレスホルモンを減らし、さらに体内の炎症を抑える効果まであるそうです。

達人になると瞑想中にデルタ波が現れるそうで、これは深い眠りの状態と同じです。(ほんとにただ熟睡しているだけなのでは?という疑問も抱きましたが)


著書にはマインドフルネスの事についてはさほど詳しく書かれていなかったので、また機会があれば関連する書物を読んでみたいと思いました。


以上、何回かに分けてSLEEP「睡眠の技術」について紹介しました。

結論として知っている事でも、「なぜ?どうして?」が理解出来れば、誤って採ったり使ったりする可能性も無くなると思います。

なので、今後さらに我々の知ってるようで知らない我々自身のことについて、様々な情報や知識を取り入れていきたいと思います。


それではっ!

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2021年8月30日月曜日

【補足】SLEEP「睡眠の技術」皮膚に目がある、だと!

大事な事を書き忘れていたので……


 【補足】メラトニンのサプリに注意!

 メラトニンはホルモンだという事を忘れてはいけません。ビタミン剤とは訳が違うのです。常用すると受容体感度が鈍り、量がどんどん増えていくという負のスパイラルに。

副作用には十分気をつけましょう。


その他、眠りに効果的な植物。

・カモミール

 何千年も前から治療に使われているハーブ。

 皮膚トラブル、炎症、心疾患などに効果的。

 ティーにはアビゲニンと呼ばれるフラボノイドが豊富に含まれ、脳内のGABA受容体と結合し神経系の活動を鎮める。

 別名、眠りを誘うハーブ。


・カヴァカヴァ

 フィジーに生息する植物。

 不眠治療、疲労回復、不安軽減など。

 値をすりつぶしてお茶にする。


・ヴァレリアン

 寝つきを良くし、夜中の覚醒を抑制する。

 根をすりつぶし、薬として液体や粉末で服用する。


人間は決して夜行性の動物ではありません。

人間が他の動物よりも優位に立てるのは、五感や色の識別能力を用いられる日中です。

夜は眠りましょう。


それではっ!


本編はこちら → SLEEP「睡眠の技術」……皮膚に目がある、だと!


SLEEP「睡眠の技術」……皮膚に目がある、だと!

 鉢と苗用のポット、それに粗めの土を買って、

風通しと水はけの為に底上げ用のレンガを置いて、

直射日光を遮るために遮光ネットをかけて、

そうそう、小さなシャベルとジョウロ、そして剪定用のハサミも、

そして肥料は苗用に窒素とカリを多めに、花が咲くころにリンを増やして、と。


昔、ハーブの栽培にハマっていた頃の私です。

ラベンダー(イングリッシュ、ストエカス、エイボンなど)、ミント、レモングラス、カモミールなどを手当たり次第に育てていました。

そもそもの発端はラベンダーでした。

花を乾燥させて匂い袋やハーブティーを作りたい、いや作らなければならない、そんな使命感に駆られていました。

今思うと、恐らくストレスに苛まれていたのでしょう。

なにかにすがりたかった、そして苦しみから解放されたかった。

当時はその他にも、突然ギターを始めてみたり、水彩画を描いてみたり、絵画を購入して部屋に飾ってみたりと、とにかく何か心を癒す芸術或いは自然を求めていたのだと思います。


ラベンダーの栽培はとても難易度が高く、種を植えたポットで小さな銀緑色の葉が出てきたときの感動は今でも覚えています。

そしてある程度成長すると、鉢に植え替えて外に出すのですが、日の当たり方や水加減、そして肥料の量などが始終気になってしまって、むしろストレスが増したのでは?と感じた事も今となっては懐かしい思い出です。

結局、10株中5株くらいが生き残って花を咲かせました。

ランベンダーは乾燥して水はけの良い、そして痩せた土地に自生するハーブです。

大ざっぱに分類すると「雑草」なのですが、何故か弱いのです。

水と肥料を(ついでに太陽も)あげすぎると、すぐに枯れてしまいます。

それに比べるとミントとカモミールの繁殖力は異常でした。

まさに、これぞ「雑草」という感じで、放っておいてもみるみる増えていきました。

なのでプランターで育てていたのですが、すぐに覆い尽くしてしまいます。さらに隣のラベンダーの鉢を侵犯したりするので気を抜けません。

ハーブティーにして消費しても、飲める量には限界があります。カモミールとミントのティーは飲み飽きました。

そういえば写真もいっぱい撮った記憶があるのですが、パソコンが変わってどこかへ行ってしまいました。美しかった色々な紫のラベンダー、そして画面一杯のカモミールの雄姿をお見せできないのが残念です。

こうやって昔の思い出を書いていると、またハーブを育てたくなってきました。(道具はまだ全部残っているし)


さて、前置きはこのくらいにして、

せっかく植物の話をしたので、今回はまず睡眠に貢献する植物について紹介します。

著書によると、質の高い睡眠の為に、寝室の環境においても改善できるポイントがいくつかあるとのこと。

その中の1つに「空気」の浄化があります。

化学物質や二酸化炭素まみれの部屋で長く過ごすのは、どう考えてみても体に良い訳がありません。


■観葉植物を置いてみる

・イングリッシュアイビー


 NASAから空気を浄化する植物No.1のお墨付きをもらう。

 神経毒であるホルムアルデヒトを吸収する。


 NASA公認!を疑う事なく有り難がる日本人ですが、これはどうなんでしょう?

 なんかよくイギリスの建物の壁を這っているイメージがありますが、寝室の中でも大丈夫なのでしょうか?

 でも神経毒の吸収能力には少し興味を惹かれます。


・サンセベリア


 夜間に二酸化炭素を吸収して酸素を排出する。


 これは確かに観葉植物っぽいですね。

 しかし大体の植物がこの能力を有しているはずですが、こいつだけ特別にLevel5なのでしょうか?


まあ、いずれにせよ、どうせ飾るなら役に立つ方が良いに決まってますから、観葉植物好きの方は試してみるのもイイのではないでしょうか?


植物はこの位にして、最後に皮膚の意外な能力を紹介します。


■皮膚も光を感知する!

我々の皮膚の細胞は、ロドプシンという光を認識する細胞を作る事が確認されています。

つまり光を感知するという機能においては、目と同じ細胞が体中に存在しているという事です。

これが何を意味するかと言うと、

とにかく寝室は暗ければ暗い方が良い!

ということです。


明るい部屋で眠っていると、例えアイマスクをして視界は真っ暗であっとしても、我々の体は光を感知し、その結果メラトニンの生成が抑制されます。

以前紹介したように、メラトニンは睡眠のサインを各細胞に送る役割を担っており、暗くなると自然に分泌されるホルモンです。

つまり明るいと眠りに落ちにくくなる訳です。

自然界において夜が暗いのは当たり前のことですから、当然体もそれに合わせたメカニズムになっている訳です。


しかしまさか体でも光を感じているとは……

昼と夜の区別は、目だけでなく全身でつけているわけですね。


最後にメラトニンの補足を少し、

含有量が多い食べ物 : タートチェリー、クルミ、ショウガ、アスパラガスなど。

生成力を高める食べ物 : パイナップル、トマト、バナナ、オレンジなど。

筆者は特にパイナップルを奨めていました。

明日は酢豚を食べましょう。


まとめると、
・観葉植物で寝室の浄化を。
・寝室は真っ暗がベスト。
・ラベンダー弱い。

それではッ!

補足記事をUpしましたので一読ください → 【補足】

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2021年8月27日金曜日

「人≒チンパンジー」 いや 「人>チンパンジー」 だ!

 今日私は、これまでバラバラの点として(無駄に)私の脳内に格納されていた情報が、今一つの線としてつながったような気がしました。

これまで固く絡まっていた糸が、追加の秘薬一滴で一瞬にしてほぐれたような、なにかそのような気持ちです。(意味不明ですが……)


以前紹介した記事で「チンパンジーがゴリラを殺す……」という内容のものがありますが、そこで私は「食料を巡って、人間も変わらない。いやそれ以上」という結論を述べました。

それと直接は関係ありませんが、ある大学講座の動画でこのような論文が紹介されていました。


人 ≒ チンパンジー > ゴリラ


説明すると、チンパンジーは人とゴリラ、DNA的に近いのはどちらか?という命題における結論です。

そう、チンパンジーは圧倒的に人に近いのです。

そして最も顕著にそれを説明できるのが「食」と「群れ」における習性です。


■食ついて

人、チンパンジー : 肉を常食する珍しい霊長類

ゴリラ : 基本フルーツのみ


■群れの構成

人、チンパンジー : 複数のオスに複数のメスで構成

ゴリラ : 1頭のオスに複数のメスで構成


「群れ」の構成は食に大きく依存しています。

何故なら、肉すなわち獲物(動物)を狩る為には一人よりも複数のオスによる連携の方が圧倒的に有利だからです。

そして必然的にグループ同士は縄張りを争い殺し合う事になります。

チンパンジーは人が殺し合うよりも殺し合っているとのことです。


男が徒党を組んで争う。

これは現代の人間においては例えば戦争や、その代案としてのスポーツの形で残っていますが、特に政治政党などは実に人間らしい群れ同士の争いといえるでしょう。

男同士はとにかく争います。

面白いデータとしては同性殺人の割合、すなわち女が女を殺す割合はほぼ皆無なのに対し、男は10代後半から20代前半、すなわちお年頃(繁殖期)に同性殺人が飛びぬけて多いという事。

そしてそのグラフはものの見事にチンパンジーと一致するそうです。

どうでしょうか、だんだん周りの人がチンパンジーに見えてきませんか?


で、ここまでで言いたかったのは人間とチンパンジーは似ているということなのですが、もっと言いたいのは、決して=(イコール)では無いという事。


それでは、次に「違い」について説明します。


同じように群れを作る人とチンパンジーですが、決定的に異なるのは、メスの振る舞いです。

人のメス?は群れるのが大好き(コミュ力が高い)ですが、チンパンジーのメス同士は群れません。(同じ群れの中にいるのに)

彼女らの人?生におけるコミュニケーションは、発情したときのオスと出産したときの子供、これだけです。


人に有ってチンパンジーに無いものがあります。

「老年期」です。

人のメス?は閉経後も実に長生きです。

ところがチンパンジーに閉経はありません、生涯現役です。現役のまま50歳前後で死ぬのです。

つまり、チンパンジーに老年期はありません。


ではなぜ人には老年期があるのか?(子供を産めなくなっても生きる必要があるのか)

それは群れの中できちんとした役割が用意されているからです。


人の群れは決して肉を獲るためだけに構成されている訳ではありません。

それよりもっと重要な意味があるのです。

それは子供を安全にたくさん育てるためです。


人のメスは毎年子供を産めますが、チンパンジーは3年かそれ以上の周期になります。

何故なら、子供に手がかからなくなるまでやっぱり3年ほどはかかるからです。

人の群れはそれを役割で解決しています。

老年期の男女、つまりおじいさんとおばあさんも一緒に子育てをするのです。


人は年と共に寝る時間帯が変化します。

赤ちゃん : 寝たり起きたり。

子供 :   21時    -    7時

青年 :       24時 -     8時

大人 :        26時   -   9時

老年 :   21時 - 26時


つまり、狩りや子育てで忙しい大人が寝るころ(26時)にジジババが起きて来て、赤子のお守りをしてくれたり、火の番をしてくれたりするのです。

実にうまい具合に出来ていると思いませんか。

更に女同士のコミュ力によって、お互いの子の面倒も見合える。

この群れ構成によって、女は毎年出産しても安全に子供を育てる事が出来、さらに閉経後も群れの中での役割を担えるわけです。


人が猿と分かれて300万年とも600万年とも言われますが、このような生活を人は太古の昔から営んでいたのです。


「そりゃ人口も増えるわけだ!」


現在の人間は「群れ」(ご近所付き合い)から核家族化、そして個人主義へ移行しています。

「食」と「安全」が確保しやすくなったからです。

ある統計によると、(ニュースを見る限りそんな風には思えませんが)現代の人間の殺人率は徐々に減っているそうです。

これも上述の理由からでしょうか。

チンパンジーとの「群れの構成」における共通点は今後さらに薄れていくのでしょうか?

いや、そうとも言い切れません。

ボノボというチンパンジーの仲間、というかチンパンジーがいます。

彼らはチンパンジーのような群れを作りません。

何故なら豊かな森に住んでいるので、狩りをする必要がない(肉食ではない)からです。

どうやら人間は、ボノボとチンパンジーの中を揺れ動いているようです。


しかし人間から老年期は無くなりません。(何万年後には分かりませんが)

役割を失った老人の生き方。これは非常に大きな問題です。

人は居場所が無ければ生きられません。

居場所とは、自分が居たいと思うだけでは作れません。

誰かに望まれ必要とされなければ、そこは居場所にはならないのです。


睡眠中にオキシトシン(心を鎮め、睡眠を促すラブホルモン)を得る最良の方法は、パートナーと(SEX含め)触れ合うことだそうです。

触れ合う事で、自分がパートナーを必要とし必要とされていることを実感し、オキシトシンが放出されるのだとか。


ショーペンハウアーがこんな事を言いました。

・老年期における貧困は非常な不幸である。

貧困が征伐され健康が保たれていれば、一生の内老年期と言われる部分は結構苦にならぬ年齢期である。


もちろんお金も大事ですが、どうやら現代の我々にはそれだけでは不十分なようです。

(ショーペンハウアーの時代とは生活スタイルもずいぶん変わってしまいました)

このようなことを踏まえ、老後の自分の立ち位置、居場所をしっかり確保する必要があるように思います。


孫の世話が出来るならそれは最良。

無理ならなにか社会貢献、サークル活動、SNSによる発信などなど。

とにかく「自分は生きていても良いんだ。あわよくばもっと生きたい」と思える何かを見つけましょう。


人 ≒ チンパンジー ではなく 

人 〉チンパンジー にならないと。


それではっ!


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2021年8月26日木曜日

SLEEP「睡眠の技術」大地のパワーを侮るな!

「頭が痛い。ここしばらくご無沙汰だったのに、忘れた頃にひょっこり現れやがる!」

最近はそれほどでもないのですが、以前は割と頻繁に襲われていました。

一旦こうなると、頭痛薬を飲んでひたすら収まるのを待つしかありません。

すぐに収束することもありますし、なかなか引かずに翌日まで持ち越す場合もあります。

おそらくストレスが原因だと思うのですが、やっかいなものです。


今回のはそれほど重くなさそうだったので、私は気分転換がてらにちょっと散歩に出かけました。このくらいだと、軽く汗をかくだけで快方に向かう場合もあるのです。

夏の終わり、あれほど狂気の叫びをあげていた蝉もずいぶんおとなしくなりました。

肌をさわる風の感触が、これまでとは明らかに違ってきています。

「そろそろ秋が来るのか?」

30分ほど歩き、足取りは徐々に軽やかになってきました。

色々な考えが頭の中を巡り、やがて痛みはその場所から消えていきました。

誰も居ない公園で少し休憩しました。

大きな木を見上げると、幹に蝉が無言のままとまっていました。

土に生まれ、地上でひと夏過ごした後再び土に還る、地面大好きな奴です。

「子供の頃だったら即手で捕まえてたな。今となってはその目的も理由も全く理解も想像もできないが」

私は(恐らく)この世に別れを告げているであろう蝉に別れを告げて、その公園を後にしました。帰宅してすぐシャワーを浴びました。「軽く汗を」のつもりが全身びっしょりになって、違う意味で倒れそうになりましたが。

「あーすっきりした」

私はそろそろ読み終える「SLEEP」のページを繰りました。

そこには、こんな記事が載っていました。


■抗酸化作用のカギを握る自由電子。

好中球は損傷している部分にフリーラジカル(活性酸素)を運ぶ。

フリーラジカルは+(プラス)の電荷を帯び、有害な細菌を死滅させ、組織の修復を行う。


よく世間で老化の元凶、存在自体が悪、の代名詞として紹介されている

活性酸素(フリーラジカル)」

です。

よくよく読んでみると、活性酸素はむしろ良い奴なのでは?

どうやら体の修復をしてくれるようです。

ではなぜ世間で悪者にされているのか?

それはこう言う理屈です。


炎症の真の原因としては、フリーラジカルが暴走して関係の無い周辺組織に飛び火して健康な細胞が傷つけられたときだ。


なるほど、そういうことか。

そしてそれを抑えるのが、これもよく世間で耳にする、

抗酸化作用

と呼ばれる反応です。


抗酸化物質はー(マイナス)自由電子を持っているので、フリーラジカルを中和して過剰な酸化を直ちに止める事が出来る。


ほう、で、何食ったらいいんだ!


ただし、ブルーベリーをたくさん食べたところで対して効果は無い。


なんだとっ!健康食品でもブルーベリー押しの風潮がはびこっているが違うのかっ!

先を読んでみるとどうやら、

経口摂取では「消化→吸収→血中へ」というステップが必要なため、かなり効率が悪いらしいとのことです。


ではどうすればいい!また寝たらいいのか!?


■アーシング(Earthing)を心掛けなさい。


アーシングとは、要は土(地面)に触れる事です。

土の表面は自由電子が一杯で、触れるだけで吸収するとのこと。

海でもOK。

ただし、コンクリートやレンガは、まあOKだがいくつかの条件がそろわなければ同様の効果は得られないとのこと。


考えてみれば、私たち人間は普段から靴を履いているので、本当に地面と触れる機会がありません。

靴の底はたいていゴムなどの絶縁物質(電気を通さない)で出来ているので、アーシングは不可能でしょう。

こう考えると、散歩中の犬はまさにアーシング状態であり(犬に靴を履かせないように!)、そのとき自動的に体内の活性酸素量の調整が行われている訳です。

しかし原始人だったころの我々ならともかく、現代人にとって裸足で歩くというのはちょっとハードルが高すぎます。

著書によると、1分でもその効果を得ることができるが長ければ長いほどいいとのこと。


「なるほど、理屈は理解できる。例えばエアコンのコンセント、精密な高出力アンプなどは必ずコンセントのアース(グランド)に接続している。LSIでもそうだ、アースしないと電圧は安定しない、下手をすれば回路は破壊される」


人間もこれと同様で、アース、すなわち”0”の基準をとってやらないと、かならずどちらかに傾いてしまいます。電子回路上では同じ10Vでも‐5~+5の10と‐1~+9の10ではその意味が異なります。きちんと0を明示してやらないと精密な電子機器は正しく動作しないのです。

そして、少なくともエアコンよりは精密でしょう、私は、そして人間は。


脳内をめぐる思考も、もしかしたら頭痛の”痛み”も、結局は電気信号です。

きちんとアース(グランド)をとってやらないと、活性酸素も(頭痛)も収まりません。

(くそっ!公園で砂場遊びでもして来ればよかった)

私は、次の散歩からは絶対に公園での砂遊びを自らに課すことを決意しました。


ちなみに著者はアーシングマットとか、アーシングシートとかいうものを使っているそうです。(裸足じゃないのかよ)

私は聞いたことの無いこの単語をググってみました。

ありました。


・アーシングマット

 


・アーシングシーツ
 


どうやら、私の預かりえぬところで睡眠業界?は進歩を続けていたようです。
アーシングをすると、過剰な活性酸素を抑制するのは前述の通りですが、睡眠時のコルチゾール量を減少させ、結果ストレスが低減するとのこと。
裸足で歩けない、散歩も出来ない、土が嫌い、という方はこれらのアーシング商品を試してもイイのではないでしょうか。

ただし、これらの商品を使うにはアース付のコンセントが必要になります(エアコンの電源が繋がっているあれです)。
すなわち、アーシングする為のマットにもアーシングが必要な訳で、結局これらの商品は地面との仲介をしてくれているだけなのです。
ご使用時にはそこだけ注意してください。


アーシングは現在スポーツにも活用されているらしく、
例えばツールドフランス(フランス一周自転車レース)を走るチームやオリンピックに参加する選手などは、怪我の治癒や体内組織の修復にこれらの技術を活用しているとの事です。


この本を読んでいて私はつくづく思いました。
太陽といい、地面といい、そんな当たり前の存在が我々にとってどれほどの恩恵をもたらしてくれているのか。
そして、それらの恩恵をなぜか遠ざけよう遠ざけようとしているこの不思議。
遮光カーテン、高層マンション、コンクリ―トの街。
効率と快適を最優先にした結果がこれなのでしょう。

こういう時代だからこそ改めて思い出さなければなりません。
我々は原始人とほとんど変わらないということを。

まとめると、
・活性酸素は割とイイ奴。
・たまには土に触って電荷安定。
・大地は太陽と同じくらい凄かった。

それではッ!

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2021年8月25日水曜日

SLEEP「睡眠の技術」ノーブラ万歳\(^o^)/

 「きっとこの枕が悪いんだろう……たぶんそうだ!いやそうに違いない!」

眠れない夜には、とかく様々な思考が頭の中を駆け巡り、やがてその原因を自分の内から外に向けていくという一種の責任転嫁に走りがちです。

私もこれまで何回か枕にその原因を押し付け、その度にささやかな自己満足と、やがて訪れる自己嫌悪という無限ループにハマっていたことがあります。

いえ、それは枕だけではありません。

私は”畳に布団”という実に純和風な睡眠環境で眠っているのですが、枕が(責任転嫁の標的として)さほど役に立たないことを悟って、最近その目を布団に向けました。

「布団……硬い。背骨の自然なカーブだって?作りようがない。もしかして今の私に足りないのは、あの全身を優しく包み、背骨を自然なカーブに整えてくれるらしい”マットレス”とかいう寝具ではないのか?」

しょうこりもなくそう考えた私は、翌日マットを求めネットの海に沈んでいったのでした。


「反発がどうのこうの、バネがどうのこうの、さらにはお届け時の梱包がどうのこうのと、なんだこのバリエーションは!?親切なようで逆に何がBestなのか分からない!さらに購入意欲がそそられそうで逆に面倒くさい」

私はこのような考えが込み上げてくるのをぐっとこらえながら、次のように思いました。

「考えてみると人生の3分の1は寝ている訳だ。そう考えると寝具の費用対効果はかなり高いはず。なので適当にポチるのだけは止めよう。時間制限がある訳でも無いし、もう少し情報を整理してからだ」

私はとりあえず保留することにしました。


それからしばらく私は酸欠になりながらひたすらネットの海に潜っていたのですが、いつしかそれも飽きて来て、やがてマットレスという言葉は私の意識から薄れていきました。


そして今回「SLEEP」に寝具の章を見つけました。

「あのとき焦って買わなくて良かった」

さて、その要約について話していきましょう。


著書にはマットレスについてこうありました。

多くのマットレスに有害物質が含まれている、と。

例えば、

・PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)

 2004年以前に生産されていました。

 肝臓、甲状腺、神経系に有害。


・メラニン樹脂(ホルムアルデヒト)

 長期にわたって浴びると発ガンの恐れ。


・難燃剤(リン、ヒ素、アンチモンの合成化合物)

 細菌と反応し、有毒ガスを発生させる。

(これらはいずれもアメリカでの事例ですので、日本においてどうなのかという事には触れられていませんでしたが、恐らく似たようなもの、或いは少し遅れているくらいだと思います)


特に難燃剤については割と深刻です。

もし致死量に相当するガスが赤ちゃんの口や皮膚を通じて体内に入れば、中枢神経系が停止し、呼吸と心臓が止まります。さらに有毒ガスの痕跡はまず残らないので、普通の検死では死因の特定が出来ないとのこと。

結局これらはSIDS(乳幼児突然死症候群)として分類されます。


ニュージーランドではSIDS(乳幼児突然死症候群)を防ぐため、赤ちゃんを寝かせるマットレスを保護カバーでくるむことが広められました。(布団は無いのかっ!)

それから1,020人の乳幼児がSIDSで亡くなりましたが、その中に保護カバーを使用したベッドで寝ていた子供は一人もいなかったそうです。


果たして日本の通販でここまで素材をきちんと明記しているサイトがあるのかどうか知りませんが、とにかくマットレスを使う時は保護カバーが必須のようです。

というか、布団で問題ないならそれに越したことはないようなので、いまのところ私は布団で様子見を決め込んでいる最中です。


さて、しばらくは”布団で寝る”ことが決定した私ですが、ゆえに背骨のカーブがどうこう?に影響するいわゆる”寝姿”は常に気になっています。

寝られない時はとかく寝返りの繰り返しで忙しいのですが(正解が分からない)、起きた時は大体仰向けになっている事が多いので、自分にとっての寝姿の最適解は恐らく仰向けなのではないかと思っています。


そしてそれは著書でも正解でした。

消化管のトラブルが起きにくく、顔の肌呼吸が遮られないので吹き出物やシワが現れにくくなる、と。半面、いびきや無呼吸のリスクは高まるそうですが、私は太ってはいないのでまあ大丈夫でしょう。

ついでに枕についていうと、高い枕はNGだとのこと。

せっかく心臓が脳に負荷なく血液を送り込める姿勢なのに、頭が高くなるとそれが妨げられるからです。


そういえば、著書には就寝時の服装についても詳しく書かれていました。

まず男性については、”あそこ”を締め付けるようなパンツは履くな!と。睾丸、そして精子に良くないぞ!ということです。

そして女性については、”ブラジャーはダメだ!ついでにいうと寝る時以外でもつけない方が望ましい”と述べられていました。

ノーブラ万歳\(^o^)/


何故なら、就寝時にブラジャーをつけているとリンパの流れを阻害し(割愛しますが)その他複数の要因で乳がんの発生リスクが約60%高まるとの研究結果もあるからです。

さらにおっぱいを(特に乳頭の位置を)いつまでも高く保ちたいなら、日中においてもブラジャーはつけない方が良い、何故ならそのほうが胸を支える筋肉組織が発達するからという研究結果もあるからだそうです。

色んな研究があるんですね。

ちなみにこの研究は

「Dressed to Kill」シドニー・ロス・シンガー、ソマ・グリスメイジャー共著

からの引用だそうです。

試しに「Dressed to Kill」でググってみたのですが、出てきたのは「殺しのドレス」というアメリカのホラー映画でした。どうやら本の和訳はされていないようです。

いや私には必要ないのでどうでもいいのですが……


まあとにかく、ノーブラ健康法です。

アメリカのセレブはノーブラです(個人的イメージですが)。

そのうち日本にも波及するのでしょうか?

ヌーブラってどうなんでしょうか?

さて、今回は寝具、寝装について「SLEEP」からざっくりと紹介しましたが如何でしたでしょうか?

睡眠について興味深いトピックはまだまだたくさんありますので、それらも近いうちに紹介できればと思います。


まとめると、

・マットレスには必ず保護カバーを。

・仰向け最高。

・ノーブラ万歳\(^o^)/


それではっ!

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2021年8月22日日曜日

SLEEP「睡眠の技術」夜10時の元気に気をつけろ!

 「ダメだ、もうもちそうにない。このまま安らかに……」

ある日の午後7時過ぎ、私は必死に睡魔と闘っていました。

「気を抜くと襲われる。いや、気を抜いてないのに既に襲われている気が……」

仕事に疲れているのと、このところの睡眠不足のせいもあって、当時の私はこの時間になると無性に眠くなるという呪いにかかっていました。

カクッと首が落ちて、その反動で意識を取り戻す。

そしてまた勝ち目のない戦いに挑む。

「寝たいときには眠れないというのに何故?しかし今寝ると変な時間に目が覚めるだろうし、そうしたらまた眠れなくなるし……、あと3時間、3時間耐えてから眠ろう。そうすれば今夜は即爆睡、そして明日の朝には清々しい目覚めが」


……そして3時間後。

私はPS4のコントローラーを手に、爛々と目を輝かせてゲームに熱中しているのでした。

「あんなに眠たかったのに、いつも夜10時くらいになると急に復活するのは何故だ?さっきまでのあの睡魔がまるで嘘のように、今私の体にはエネルギーが満ち満ちている」

こうなるともう諦めるしかありません。おそらくいつものように、午前3時頃に仕方なく床に就き、それから起床時間まで悶々とした地獄の時間を過ごすことになるのです。


皆さんはこのような経験がありませんか?

夕方、眠くてだるくて仕方がないのに、それを我慢していると夜急に元気になるという現象。

私はよく経験していたのですが、その理屈が全く分かりませんでした。

(まあ、さほど深く考えたことも無かったというのもありますが)


実はその答えらしきものが「SLEEP」に書かれてあったので、要約して紹介しようと思います。

一般的に我々は夜眠り、そして日中は働いていますが、身体の内部では毎夜睡眠中に大規模な突貫工事が行われています。例えば記憶の整理、炎症の修復、体の強化や日中取り入れた物質の合成等など。さらに脳に至っては睡眠中は脳細胞が約60%縮小する為、その効率はさらに高まるということです。

つまり我々の身体は、まるで高速道路の修復工事のように、毎夜ひっそりと誰にも気づかれることなく修復、強化、再生などの大仕事をこなしている訳です。


メラトニンという、脳内の松果腺を中心に生成されるホルモン物質があります。

これは、寝る準備が整ったことを細胞に知らせる役目を担っているらしく、外が暗くなるにつれて自然分泌されるそうです。

そして、午後10頃になるとメラトニンの生成量もピークを迎え、すると体は睡眠中の大工事に備え、代謝エネルギーを増加させるそうです。

これが「夜10時に急に元気になる」現象の謎です。


そうです。

私は、本来睡眠中に使用されるべきエネルギーをPS4のゲームに費やし、自分の修復をおざなりにしてまで一生懸命某ソニーに貢いでいた訳です。

ゲームでエネルギーを使い切ってから寝ても、もはや身体を修復するエネルギーはほとんど残っていません。おそらく効率はガタ落ち。いつまでたっても開通しない高速道路、いやむしろ修復工事が進行中にもかかわらず、なぜか老朽化だけ進行する実に不可思議な道路のようなものです。


よく、夜10時から夜中の2時までは睡眠のゴールデンタイムだといわれます。

恐らく最も工事がはかどる時間帯なのでしょう。

なんとなく納得がいきました。

そういえば、世界に名だたるプロスポーツ選手などは、睡眠には非常に気を遣っており、毎日約8時間はきっちり眠るそうです。

なぜなら、夜に体をきっちり修復できなければ、次の日に質の高い練習が出来ないからです。(毎晩呑み歩くどっかのプロ野球選手とは大違いですね)

どこでもきっちり眠れるという素質と自制力も、スポーツに関わる重要なファクターなのです。


そうそう、メラトニンについてもう一つ。

メラトニンの生成、分泌は、日中に光を浴びた量に大きく左右されるそうです。

特に紫外線B波は重要です。

以前にも紹介しましたが、人間はビタミンDを紫外線B波を浴びることでしか生成できませんし。

私は日中ずっと室内だけど、カーテンを開けて日の光を十分に取り入れているから大丈夫!

、と思ったそこのあなた。

カカオ抜きのチョコレートくらい「あまい!」。

紫外線B波はガラスによってほとんど遮断されてしまいます。

ちなみにA波は波長が長いため、ガラスも難なく通過して十分に日焼けもしますが。


どうやら、人間は外に出ないと生きられないようになっているようです。

考えてみれば、遠く太陽から発せられ、そのほとんどを大気のオゾン層や地球の電磁バリアで吸収され消滅してしまう紫外線B波。

そして、ガラスにさえ遮断されてしまう紫外線B波。

このほとんど奇跡とも呼べる「地表に届いた紫外線B波」の恩恵を(タダにも関わらず)享受しないのは実に勿体ない事です。

一日30分は外を歩きましょう。


まとめると、

・夜10時の元気に気をつけろ!

・窓の内からは太陽の恩恵はうけられない!

・ソニー、PS5はなぜ買えないのだ!


以上。


それではっ!

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2021年8月18日水曜日

SLEEP「睡眠の技術」ブルーライトの弊害!

 帰宅すると玄関先に段ボール箱が1つ。

「Amazonか。さすがに仕事が速い……でも何だろう、この気持ち。なんか……ムカつく」

それは購入後1ヶ月経たないうちに永眠した”Amazon Fire HD 8 タブレット”の代替品でした。

メールボックスには”配達完了:ご注文商品の配達が完了しました”と題したメールが入っていました。

それは、いかにも

「ほら、ちゃんと届けたぞ!文句ないよな。無いはずだ!いや、あっても言うな。いいか、これで一旦終了だ!さあ、有り難く受け取れ。またのご利用をお待ちしている」

と言っているように見えました。

私は早速箱を開けて、中身を確認しました。

相変わらずスカスカの箱です。


そういえば、ご存知でしょうか? なぜAmazonの箱はスカスカなのか?ということを。

実はAmazonの箱は商品に合わせて作られていません。

あれはコンテナ詰めの効率を最小限にするため、或いは検品や管理の手間を抑えるために、僅か数種類のサイズしか設定していないのです。

なので(見たことは有りませんが)Amazonのコンテナの中は、隙間無くビッチリと箱が詰まっている事でしょうし、コンテナ詰め自体の作業効率も高いのだと思われます。

商品を詰める箱の中はスカスカなのに、箱を詰めるコンテナの中はビッチリ。

要は「大きな無駄を削減する為にあえて小さな無駄を作っている」という事です。

この辺の目の付け所は、やはり流石だなと思います。

私はこれを見て、Amazonが大企業にありがちな縦割り企業ではなく、横串も通せるような強い権力を持つ指揮官や経営者がいることを示唆しているように思いました。

更に、もしこれが日本の企業だったら、いかに商品にぴったりの(一見)ムダの無い箱を「安く速く」作れるか!ということに囚われ、例えそれが出来たとしても、結局その後の工程(コンテナ詰めや管理)で大きな手間や無駄を生じさせ、全体としては結局何がしたかったんだ!という事になるだろうな、と思いました。

まさに縦割り大企業の弊害です。


まあそんな(無駄な)ことを考えながら、私は無駄なようで無駄ではないAmazonの箱を開け、大して見たくもない”Amazon Fire HD 8 タブレット”をとりだしたのです。

「また一から設定か。またすぐ壊れるんだろ、お前」

こう言う場合、あまり期待をしないようにするのが一番です。

過度の期待は深い絶望の素です。

一通り設定を終えたころ、タブレットの画面がふと暗くなっていきました。

最近はやりのお休みモードです。

睡眠を阻害する青色光(ブルーライト)を抑えるために、決まった時間になると勝手に全体が赤茶色っぽくなるのです。


と、ここで奇跡的に繋がりました。

なにがって、今回のテーマ、”SLEEP「睡眠の技術」……ブルーライトの弊害!”にです。

著書には、なぜブルーライトが睡眠を阻害するのか?そしてその対処法が書かれていました。

なので今回もここでその要約をしたいと思います。


スマホやPC、テレビなどの電子機器が発するブルーライトは、本来日中に分泌されるべきホルモン(コルチゾールなど)の生成を促します。

なので、それを浴び続けてると脳はなかなか睡眠モードに移行出来なくなります。

さらにインターネットやTVゲームなどには、ドーパミンを生成する働きがあります。

かつて「快楽」を司る物質だと言われていたドーパミンですが、今は「探求心」を司る物質として認識が変わっているとのこと。

これは太古の人類に置き換えて説明すると

「獲物を探す、そして先がどうなるのかを知りたい」

という欲求です。

脳はこのドーパミンが分泌されている状態が大好きだとのこと。人間がゲームだけでなく読書、芸術、モノづくり、そして冒険などに魅入られる理由がここにあります。


さてこの就寝前のネット利用を回避する為には、1つには気付いた時に何か別の事をする、例えば水を取りに行く、ストレッチをする、子供と遊ぶなど何かパターンを決めておく事が重要だという事です。

著書によれば、人間の脳は「探求」と同じくらい「パターン化」するという行動も大好きなのだという事です。

しかし、これはあくまでも能動的な対処法なので自らの意思に拠るところが大きく、なかなか実行に移すことが難しいと思います。

なので、「せめて影響を最小限にしたい!なにかツールの力で」、という受動的な対処法もあります。

PCの画面にも”Amazon Fire HD 8 タブレット”と同様に、お休みモードを導入するのです。

色々なフリーソフトがあるようなので自分に合ったツールを探せば良いと思いますが、私は著書で紹介されていた「f.lux」というフリーソフトを早速導入して使っています。

https://justgetflux.com/




英語なんであれですが、自分の住んでいる大体の場所を入れれば日の出、日の入りの時間が設定され、「日中」「日没後」「深夜」の3段階で画面の色目が変化します。

深夜になると見るのが嫌になるくらい赤黒くなるので「もう寝よか」というきっかけにもなると思います。(ちなみに一時的に日中に戻したいときもワンクリックで可能です)

これで就寝前にじゃんじゃん浴びていたブルーライトの光量を、ずいぶん抑えられると思います。


あと読んでいて「へぇー」と思ったことがあるので最後に1つ。

日差しの強い時にかけるサングラス。

あれ、きちんと紫外線カット処理が施されたものを使っていないと割とマズい事になります。

オシャレサングラスのようにただ単に色がついているだけのものは、眩しさを抑える分には良いと思います。

但し目に見えない紫外線は別です。

オシャレサングラスをかけると当然暗くなるので、目の瞳孔は大きく開かれます。

その大きく開いた瞳孔めがけて、紫外線が容赦なくジャンジャン降り注ぐのです。

間違いなく目をやられます。

雪山などで起こる「雪目」の状態です。


紫外線の多い日にサングラスでオシャレをするのは「視力と引き換え」だという事を覚えておきましょう。

ちなみに私はオシャレサングラスは持っていません(偶然)。

一応きちんと紫外線カット処理された(バカ高い)オークリーなどの”オシャレじゃないサングラス(スポーツ用)”を使っています(使う機会はほぼありませんが)。


皆さんも気をつけましょう。

それではっ!

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2022年、明けましておめでとうございます

細雪の舞うここ京都。 つい先ほど、私は家から歩いて5分の神社で2022年の初詣をして参りました。 コロナ過という事もあって例年の賑やかさは有りませんが、それでもやはり日本人。 恐らくご近所と思われる方々が、本殿の前に列を作っていました。 時計を見ると0時2分前。 しばし小雨まじり...