2021年8月30日月曜日

SLEEP「睡眠の技術」……皮膚に目がある、だと!

 鉢と苗用のポット、それに粗めの土を買って、

風通しと水はけの為に底上げ用のレンガを置いて、

直射日光を遮るために遮光ネットをかけて、

そうそう、小さなシャベルとジョウロ、そして剪定用のハサミも、

そして肥料は苗用に窒素とカリを多めに、花が咲くころにリンを増やして、と。


昔、ハーブの栽培にハマっていた頃の私です。

ラベンダー(イングリッシュ、ストエカス、エイボンなど)、ミント、レモングラス、カモミールなどを手当たり次第に育てていました。

そもそもの発端はラベンダーでした。

花を乾燥させて匂い袋やハーブティーを作りたい、いや作らなければならない、そんな使命感に駆られていました。

今思うと、恐らくストレスに苛まれていたのでしょう。

なにかにすがりたかった、そして苦しみから解放されたかった。

当時はその他にも、突然ギターを始めてみたり、水彩画を描いてみたり、絵画を購入して部屋に飾ってみたりと、とにかく何か心を癒す芸術或いは自然を求めていたのだと思います。


ラベンダーの栽培はとても難易度が高く、種を植えたポットで小さな銀緑色の葉が出てきたときの感動は今でも覚えています。

そしてある程度成長すると、鉢に植え替えて外に出すのですが、日の当たり方や水加減、そして肥料の量などが始終気になってしまって、むしろストレスが増したのでは?と感じた事も今となっては懐かしい思い出です。

結局、10株中5株くらいが生き残って花を咲かせました。

ランベンダーは乾燥して水はけの良い、そして痩せた土地に自生するハーブです。

大ざっぱに分類すると「雑草」なのですが、何故か弱いのです。

水と肥料を(ついでに太陽も)あげすぎると、すぐに枯れてしまいます。

それに比べるとミントとカモミールの繁殖力は異常でした。

まさに、これぞ「雑草」という感じで、放っておいてもみるみる増えていきました。

なのでプランターで育てていたのですが、すぐに覆い尽くしてしまいます。さらに隣のラベンダーの鉢を侵犯したりするので気を抜けません。

ハーブティーにして消費しても、飲める量には限界があります。カモミールとミントのティーは飲み飽きました。

そういえば写真もいっぱい撮った記憶があるのですが、パソコンが変わってどこかへ行ってしまいました。美しかった色々な紫のラベンダー、そして画面一杯のカモミールの雄姿をお見せできないのが残念です。

こうやって昔の思い出を書いていると、またハーブを育てたくなってきました。(道具はまだ全部残っているし)


さて、前置きはこのくらいにして、

せっかく植物の話をしたので、今回はまず睡眠に貢献する植物について紹介します。

著書によると、質の高い睡眠の為に、寝室の環境においても改善できるポイントがいくつかあるとのこと。

その中の1つに「空気」の浄化があります。

化学物質や二酸化炭素まみれの部屋で長く過ごすのは、どう考えてみても体に良い訳がありません。


■観葉植物を置いてみる

・イングリッシュアイビー


 NASAから空気を浄化する植物No.1のお墨付きをもらう。

 神経毒であるホルムアルデヒトを吸収する。


 NASA公認!を疑う事なく有り難がる日本人ですが、これはどうなんでしょう?

 なんかよくイギリスの建物の壁を這っているイメージがありますが、寝室の中でも大丈夫なのでしょうか?

 でも神経毒の吸収能力には少し興味を惹かれます。


・サンセベリア


 夜間に二酸化炭素を吸収して酸素を排出する。


 これは確かに観葉植物っぽいですね。

 しかし大体の植物がこの能力を有しているはずですが、こいつだけ特別にLevel5なのでしょうか?


まあ、いずれにせよ、どうせ飾るなら役に立つ方が良いに決まってますから、観葉植物好きの方は試してみるのもイイのではないでしょうか?


植物はこの位にして、最後に皮膚の意外な能力を紹介します。


■皮膚も光を感知する!

我々の皮膚の細胞は、ロドプシンという光を認識する細胞を作る事が確認されています。

つまり光を感知するという機能においては、目と同じ細胞が体中に存在しているという事です。

これが何を意味するかと言うと、

とにかく寝室は暗ければ暗い方が良い!

ということです。


明るい部屋で眠っていると、例えアイマスクをして視界は真っ暗であっとしても、我々の体は光を感知し、その結果メラトニンの生成が抑制されます。

以前紹介したように、メラトニンは睡眠のサインを各細胞に送る役割を担っており、暗くなると自然に分泌されるホルモンです。

つまり明るいと眠りに落ちにくくなる訳です。

自然界において夜が暗いのは当たり前のことですから、当然体もそれに合わせたメカニズムになっている訳です。


しかしまさか体でも光を感じているとは……

昼と夜の区別は、目だけでなく全身でつけているわけですね。


最後にメラトニンの補足を少し、

含有量が多い食べ物 : タートチェリー、クルミ、ショウガ、アスパラガスなど。

生成力を高める食べ物 : パイナップル、トマト、バナナ、オレンジなど。

筆者は特にパイナップルを奨めていました。

明日は酢豚を食べましょう。


まとめると、
・観葉植物で寝室の浄化を。
・寝室は真っ暗がベスト。
・ラベンダー弱い。

それではッ!

補足記事をUpしましたので一読ください → 【補足】

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