昨日は久しぶりに徹夜をしてしまった。
いや、決してヒャッホー的な意味で楽しく過ごしたのではなく、どちらかというと眠れなくてただ悶々としていたという具合で。
こういう時に想い出す言葉がある。
トーマス・マン著 『ブッテンブローク家の人びと』
我が子よ、昼は仕事に喜びもて励め、されど、夜、安らかに眠れるごとき仕事にのみ励め。
この言葉に照らして言うと、つまり今の私は日中に適切ではないストレスを感じているという事だ。
今になってつくづく感じるのだが、私は気分転換、すなわち興味の方向を変えることが下手らしい。一つの事に執着してしまう傾向がある。
これまで読んだ脳内の仕組みに関する著書によれば、私は恐らくドーパミン濃度はそれほど高くないように思われる。どちらかというとH&N回路の方に比重が置かれている性格のようだ。
ドーパミンとH&N物質は互いに補完しあう関係にあり、例えば恋愛でいうと、
気に入ったあの娘を落とすために働くのがドーパミン、
そして見事成就するとドーパミンはその役割を終える。
やがて一年もするとあんなに熱く燃えていた恋愛感情も薄れ、不満の種が頭をもたげてくる。
そこでようやく動き出すのがH&N物質だ。
H&Nはドーパミンのように未来を見ない。
現在あるものに関心を示し、それを維持することで幸福感や満足感を得るためのものだ。
つまり簡単に言うと、
ドーパミン特性の強い人は移り気で現状に満足することは少なく、H&N特性の強い人は一途で現状に対する満足感も得やすい、
という事である。
私の場合よくあるのが、
付き合い始めると割とすぐに友達モードに移行してしまい、ただ一緒にいるだけでも割と幸福感を得られるせいか、強い恋愛関係を求める相手からするとどうも冷めた感じに見えるらしく、もの足りなさを感じるらしい。
つまり、薄く長い関係になりがちなのだ。
これは恋愛初期の女性にとっては不満だろうと思う。
この保守的?な性格をどうにかしたいとは思っているのだが、性格ゆえになかなか難しい。
もう少しドーパミンをうまい具合に操れればいいのだが、今のところその案も無い。
まあとにかく、眠れない事の原因は分かっているのだし、そこに留意してまずは眠れるようにしよう。
ドーパミンのことを考えるのはそれからだ。
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